緩和ケア診療所・いっぽ

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理事長 挨拶

理事長写真 理事長 小笠原 一夫(おがさわら かずお)

在宅ホスピスを27年

私が最後に勤務した病院で麻酔科医として働きながら末期癌患者を受け入れてホスピス的ケアを開始したのは1987年。
マスコミや口コミで途切れることなく患者さんが来てくれ、それなりの手ごたえを感じていました。
そんな中、一人の70歳代後半の胃癌の患者さんがいました。
着実に弱ってきてはいましたが症状もさほどでなく外泊を希望され週末になると二泊三日家に帰り過ごされていました。
しかしそれが何回か続いた後とうとう家に行ったきり戻ってこなくなってしまいました。
仕方なく看護師を訪問にやり私も週一回往診をして見守っていました。家にいる患者さんの顔は病院で見る顔とは全く違うものでした。
のびのびとわがままで笑い声の絶えない暮らしぶりでああこれがこの方の本来の姿なんだと、入院中は様々な制約の中でさぞかし不自由な思いをしていたんだろうなと納得したものです。結局その方はそのまま自宅で最期を迎えられ私の自宅看取り第一号となったのです。

住み慣れた場所でその人らしく最後まで

それ以来人はどんな状態でも住み慣れたところにいるのが一番いいんだ、と日々思い続けてきました。
家では人は闘病だけしているわけではありません。
好きな時に好きなものを食べ、ふろに入り、家事をしたり畑の様子を気にかけたり、家族と喧嘩したり笑いあったり、近所の家にお茶を飲みに行ったり、たまに来る孫に小言と小遣いをやったり、動けなくなってもそれなりにいろいろと考えたりしたりすることはあり決して時間を持て余して死ぬのを待っているだけということにはなりません。
「生きる」とは息をしているだけではなく「暮らす」ということなのです。
生き方は人それぞれ千差万別でそれに沿った援助こそが人々が求めているもの、それが「死ぬまで生きるを支える」ことと思っています。
できるだけ家で、住み慣れた場所でその人らしく最後まで生きるお手伝いができたらと思います。
この流儀に従ってやってきたら自然と「在宅ホスピス」にたどり着き、そしていつのまにか25年間続いて今日まできました。
その間、この流儀は私の個人的なものではなく社会全体が追い求めるものになってきました。
それに従ってそれを支える人々の輪も確実に広がりを持ってきています。
今では「この地域ではどんな病状の方でも、どんな生活環境の方でも本人が望みさえすれば最後まで家にいることができます」と言えるようになりました。

 

院長 挨拶

院長写真 院長 竹田 果南(たけだ かな)

患者様に力を頂いています

当院では開業以来、患者様の「病気があっても家で今まで通り暮らしたい」という想いを叶えるため在宅緩和ケアを行ってきました。家であれば病人としてだけでなく、一人の人として過ごすことができます。大好きな庭を眺めたり、好きな時間に好きなものを食べたり、時にはお酒も飲んだり、そして何より家族と共に過ごすことができます。お一人暮らしでもペットと過ごしたり、一人の方が自由でいい、と仰って様々なサポートを得ながら一人暮らしを貫かれる方もいます。
「今までありがとう」とお互いの想いを伝えたり、ギリギリの状態でも頑張ってご自分のことはご自分でしようとしたり、患者様の力、ご家族の愛情には考えさせられたり感動させられることも度々あります。今まで患者様から頂いてきた力をもとにより良いケアを提供できるように努め、これからも在宅療養を希望する方のお力になっていきたいと思います。

 
ニュース 一歩 スタッフ日記

 
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